5年で49億円の少子化対策
福山市でも少子化の傾向が顕著であり、歯止めのかからない人口減少にどう向き合うかが問われています。
市は、今後の少子化対策の具体化として、5年間で49億円規模の「希望の子育て5か年プラン」を打ち出し、官民一体で取り組む方針を明らかにしました。
今後の少子化対策の在り方は、昨年から少子化対策専門家会議で議論され、若者や女性が選択する多様な生き方を応援し、支える社会の実現が、少子化の抑制につながるとの考えを提言にまとめて示しました。
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望む生き方の支援 ジェンダー平等の取り組みとともに
市長も「自身が望む生き方を実現できる環境を整えていくことが重要」との認識を示しており、若者や女性の自己実現を阻んでいるジェンダーギャップの解消に向けた取り組みがますます重要です。
みよし市議は、24年度の福山市職員における男女の給与の差異が、男性に対して女性は約74%であることを示し、市として格差の是正に取り組むよう求めました。
市長は、給与差が生じている要因は、「相対的に給与水準の低い非常勤職員に占める女性の割合が男性より高いこと」としつつも、「国や民間の給与水準との均衡の原則」に基づいていると、妥当との認識です。低い給与水準を改善しなければ男女格差は埋まりません。
SRHRの理解は女性の権利擁護と一体で
5か年プランでは、SRHR(性と生殖に関する健康と権利)の理解推進などは位置付けられているものの、DV被害など、多くの女性に対する人権侵害に対する支援策については言及がありませんでした。
みよし市議は、女性の自己決定への理解と権利擁護の機能は不可分ではないのかと、認識を質しましたが、市長は「SRHRも踏まえた女性の権利擁護につなげていく」と答えるのみです。
不安に寄り添う温かい施策充実を
働き方の改善による家族時間の確保や、子育てにかかる負担の軽減、若者がすごす環境の充実は重要ですが、それ自体を少子化対策と捉えることは誤りです。
誰もが今の暮らしや将来への不安なく生きられる社会の構築こそが必要です。