3月16日に開かれた議会予算特別委員会で、芦田町で行われている大規模圃場整備事業について、土屋とものり市議が質問しました。
質疑の概要をお知らせします。
用地買収費用は圃場整備推進委員会に支払う
市道改良事業として、割石三斗木線と末本本線の用地買収改良事業が行われています。
この2路線は、芦田町の圃場整備事業と一体として、市道建設が行われていますが、この市道の用地買収、用地買収面積、用地買収金額と、1㎡当たりの取得費用など、内訳を問いただしました。
また、地権者数と、買収した費用はどこに支払う予定なのか、質問しました。
市は、「割石三斗木線は、用地買収面積は5300㎡、1㎡あたりの用地買収金額は、1万5千円。地権者数は16人で、買収した用地費用は、『所有者から委任状をもらい、圃場整備推進委員会』に支払う、と答弁しました。
また、末本本線については、用地買収面積は2万1千㎡、1㎡あたりの用地買収金額は、平均的に、田:1万4千円、山林は、870円で、地権者数は44人、と答えました。
事業効果を検証する費用対効果の試算は?
―答弁なし―
芦田町の小さな谷あいに、ほ場整備と市道建設が一体で大規模に行われており、しかも、本来、ほ場整備の道は農道として整備されるにも関わらず、多額の税金を投入して、市道建設を行うことは、まれな手法です。
多額の公金を投入する以上、事業効果の検討がされるため、費用対効果の見積もりについて、問い質しました。
しかし市は、「ほ場整備事業と一体的に道路整備を行うことで、最も効率的・効果的な整備が図られることから、地元の合意形成が整った地域から事業に着手している」などと、かみ合わない答弁を行い、事業効果についての見積もりについては、答弁しませんでした。
ほ場整備で、市道建設を進め、場所によってはほ場整備地域内でも、ほ場整備地域外するなど、複雑な手立てを行い、市道建設をどんどん進めていることは、疑問です。
そのため、当該市道に関わる、建設計画などの事業計画の一覧と、ほ場整備に関わる詳細な資料を提出するよう、資料要求しました。
以下の表は、予算委員会で、提出された芦田町のほ場整備に関わる一覧表です。