財政は大幅黒字 市民には債権回収
2024年度の決算委員会が10月14日から24日にかけて行われました。
一般会計の歳入では、個人市民税は定額減税による影響を除けば約3億円の増収となり、収支は約47億円の大幅な黒字です。
税収は増えているものの、依然として市民生活や地域経済は厳しい状況が続いていますが、市は税の滞納整理のため、滞納者の財産調査を年間15万件以上行い、差し押さえが約3000件行われていました。
機械的な滞納処分ではなく、暮らしの状況を把握し、丁寧な納税相談の取組こそ強化すべきです。
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一般会計への繰入が前年度より約43億円増加しましたが、それらの財源は、借金の発行の抑制や、大型開発、こども未来館の莫大な整備費用に備えるための基金に積み立てられました。また、年間の黒字分を積み立てる財政調整基金は依然として200億円を超えています。
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財政調整基金の原資は元々市民が収めた税金であり、市民の暮らしを支える施策に使うべきものです。
しかし、将来の大型の施設整備や開発事業のために使われようとしていることには市民理解が得られません。
みよし剛史市議は、人口減や高齢化への備えや、当面の暮らしの支援のために有効活用するよう求めました。