マイナ保険証で医療費が上がる!?
1兆8千万円も、ばらまき
国はマイナンバーカードを普及するために、1兆8千万円もの税金を使ってポイントをばらまいています。
カードを取得してキャッシュレス決済に登録すれば5000円、健康保険証として使えば7500円、銀行口座をひも付ければ7500円分のマイナポイントをつけるというものです。
普及が進まないのは、市民にメリットが少なく、個人情報保護に対する国への信頼がないためです。
ポイントを〝えさ〟にするのは間違っています。
国のゴリ押しで
国のゴリ押しのせいで、かえって市民の負担が増える事態も生じてします。
マイナカードを保険証として使うには、医療機関が顔認証付きカードリーダーなどの設備を導入しなければなりません。
メンテナンスに費用がかかり、高齢者などの対応に人手が必要となることも懸念され、導入は進んでいません。
そのため国は、マイナ保険証を使ったシステムで患者の医療情報を活用する病院や薬局に診療報酬の加算をつけられるようにしました。
患者がマイナ保険証を使えば初診料70円(7点)、再診料40円(4点)、外来診療料40円(4点)、調剤料30円(3点)を加算。しかも、通常の保険証でも初診料30円(3点)が加算され、医療費に反映します。
↓中央社会保険医療協議会総会(第516回)資料
福山市は市民の負担増に加担するな
福山市民病院も昨年10月、マイナ保険証利用の対応を始めました。
現時点では患者情報を活用していないため加算はしていませんが、今年度中に実施予定とのことです。
福山市はマイナ保険証を促進していますが、導入する医療機関が増えれば、患者の負担も増えます。
顔認証チェックにはプライバシー侵害の恐れもあります。
大量の個人情報をカードにひも付け、集積していけば、漏洩や監視社会の危険を招きます。
前のめりに進めるべきではありません。