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PFAS問題について(2026年6月議会一般質問)

2026年6月議会の日本共産党・塩沢みつえ市議の一般質問です。

第一質問と答弁を掲載します。

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塩沢みつえ:PFAS問題について、PFAS排出源の特定と対応について伺います。

 発がん性等が指摘される有機フッ素化合物(PFAS)が、加茂川上流の深山川で指針値を超える高濃度で検出され、その状況が1年以上続いています。難分解性、高蓄積性、長距離移動性等のPFASの性質が社会に知られていくにつれ、住民の不安は高まっています。

 誇りを持って取り組んでいた米作りを続けられなくなった、これまで当たり前に飲んでいた井戸水をやめることになった等の状況を聞いています。住民の生活に実被害が起きている可能性について、市長はどのように認識していますか、お答えください。

 これまでの議会議論において、市長は「河川等の追加調査を行う中で、影響範囲を特定し排出源の特定調査を行う」、「他都市では安定型最終処分場からの流出が確認されていることは承知している」との認識を示されました。

 2026年3月に市民団体が谷尻川周辺にある産業廃棄物処分場の上流と直下流地点の排出水を比較調査した結果は、上流1.4ng/L、直下流697.7ng/Lで、直下流地点は指針値の約14倍となりました。先日のテレビ放送では産業廃棄物最終処分場を運営する事業者が、「最終処分場がPFASの排出源となりうると考えている」と述べています。

 これらのことから、産業廃棄物処分場がPFASの排出源であることを裏付ける事実はそろっています。改めて市による調査を行い、排出源を特定すべきです。ご所見をお示しください。

 6月5日付で環境省より「PFOS等の濃度低減のための対策技術集」が発表されました。本市で技術集を活用したPFOS等の除去は可能でしょうか、お答えください。PFASの除去は排出源が確定されなければ行うことはできません。一刻も早く排出源を特定し、除去に向けた取組を進めるべきと考えますが認識をお示しください。

 

飲用井戸水への影響について伺います。

 深山川周辺の住民は、過去数十年にわたって井戸水を利用してきました。飲用井戸水の調査は、PFAS検出直後に一度、行われましたが、その後はPFASモニタリング調査の結果が「季節変動の範囲内での変化とみるのが妥当である」という理由で飲用井戸水の再調査は行われていません。

 しかし、楠田橋、西光寺橋付近のPFASの数値は指針値を超えて上昇し続けており、住民の不安は大きくなるばかりです。河川のモニタリング調査の数値は、地下水や井戸水の状況を知る指標になるのでしょうか、お答えください。

 河川のモニタリングの状況がどれくらい悪化すれば地下水に影響があると判断され、井戸水の再調査に取り組むことになるのか、その判断基準をお答えください。

 

住民への健康調査について、伺います。

 住民には、自分たちの健康や生活環境にかかわる情報を知る権利があり、自分の体内にどれだけPFASが取り込まれているのか知りたいと思うのは当然です。しかし国は、「PFAS血中濃度と健康被害との関連は明らかではない」と調査に後ろ向きです。大事なのは予防原則に沿った取組を行うことです。

 PFAS問題に詳しい京都府立大の原田浩二環境衛生学教授は、血中のPFAS濃度がわかれば、PFASによる健康影響を防ぐことにつながる。地域の健康課題解決という目的で血液検査に取り組んでいくべきと述べています。PFASへの不安や被害のおそれが少しでもあるのであれば、予防原則に則った取組として、血中濃度検査の必要性は高いと考えますが認識をお示しください。

 改めて、希望者に対して公費による血中濃度検査を実施することを求めます。ご所見をお示しください。

市長答弁

塩沢議員の御質問にお答えいたします。

始めに、PFOS及びPFOAの住民生活への影響についてであります。

農林水産省が公表した農畜産物等の実態調査結果では、「水田土壌から玄米へのPFOS等の移行、蓄積は小さく、玄米からPFOS等が検出されたとしても、その濃度は低いことから、主食用米の栽培に当たり、水田土壌や農業用水の浄化などの特別な対策は不要と考えられる」とされています。

 

また、本市が実施した飲用井戸水等の水質検査では、全て環境省が定める基準値を下回っており、健康に悪影響は生じません。

これらについては、地元に対し丁寧に説明をしてきました。

 

次に、排出源については、昨年12月議会でも答弁したとおり、周辺の飲用井戸水等で基準値の超過がないため、環境省とも協議し、現時点では排出源特定のための調査は必要ないと考えています。

 

なお、国が作成した「PFOS等の濃度低減のための対策技術集」は、事業者が濃度低減のために必要な措置を検討する場合に、活用するものであります。

 

次に、河川のモニタリング調査については、水質の季節変動や経年変化などを確認するために実施しており、その状況を踏まえ、飲用井戸水等の調査の必要性を判断することにしています。

モニタリング調査の数値が季節変動による範囲を超える状況になった場合には、調査の実施を検討していきます。

 

次に、住民への健康調査についてであります。

国の「PFOS及びPFOAに関する対応の手引き」に示されているとおり、血中濃度検査の結果をもって、個人の健康影響を把握・予測することは困難です。

公費で実施する考えはありません。

再質問は、福山市議会の会議録や中継映像をご覧ください。

(議事録の更新は次回の定例会開催前になります。)

https://ssp.kaigiroku.net/tenant/fukuyama/pg/index.html

https://fukuyama-city.stream.jfit.co.jp/

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