2004/9/17 高木たけし議員が 日本共産党代表質問
質問項目は、○市長の政治姿勢について ○国民健康保険事業 ○介護保険事業 ○道路問題 ○RDF問題 ○鞆の浦埋め立て架橋問題 など、市民要求を取り上げ、論戦を繰り広げました。
質問と答弁の概要を順次、報告します。
市長の政治姿勢について
<質問>
憲法九条は、世界に誇る日本の宝
憲法改悪を許さず、平和を守れ
自民党は、来年秋までに憲法改定をまとめる準備を進め、野党の民主党も、これに呼応して改憲案作りを始めている。
改憲の理由に、現行憲法には「環境権」や「プライバシー権」がないなどと言っているが、これらの権利は、いまの憲法が、多彩で豊かに保障した人権規定をよりどころにし、国民の力で、現に具体化できている。
改憲勢力の本当の狙いは、「戦争はしない、軍隊は持たない」と決めた九条を改悪することにある。
また、いまの憲法は、アメリカによる押し付け憲法だと言っているが、「九条をなくせ」という議論こそ、アメリカに押し付けられたもので、最初の九条改憲論は、憲法がつくられた翌年(1948年)にアメリカ軍が言い出し、今の改憲論も4年ほど前、アーミテージ国務副長官が「集団的自衛権を採用せよ」という報告を作ったことから始まった。
憲法九条は、先の戦争の悲惨な体験から痛切な教訓を学んだ日本国民が、「二度と戦争はしない」と決意を込めて刻み込んだ、世界に誇れる宝である。
日本は、憲法九条の先駆的な値打ちを生かし、平和外交の先頭に立つべきである。
国に対し、空洞化や死文化を許さず、憲法九条を将来にわたって堅持するよう求めよ。
<答弁>
わが国の今日の繁栄と平和を築くことが出来たのは、平和の理念を明記した憲法が大きな役割を果たしてきたことは言うまでもありません。
憲法については、国会等においてさまざまな議論がなされておりますが、今後とも、わが国が憲法の平和の精神を尊重し、世界の恒久平和の実現に積極的に貢献することを期待します。