希望者へのPCR検査費用の補助を―いつで(2020年7月臨時議会報告)
希望者全員に検査の方針
福山市は、新型コロナの感染を診断するPCR検査を、希望する人全員が受けられるようにする方針です。
現在は症状がある人や感染者と濃厚接触した人など、保健所や医師が必要と判断した場合だけですが、9月を目標に検査体制を整えます。
市は「感染防止の初動をしっかりしたい。症状が出ないケースもある。不安の解消や隠れた感染者を見つけたい」として「可能な限り実施したい」と述べました。
感染拡大を防ぎ、社会活動を維持するためには、検査を大幅に増やすことが重要で、市の方針は評価できます。
3万円は高すぎる
しかし、希望者の場合は保険が適用されず、費用は3万円程度の見込と非常に高額です。これでは多くの人が積極的に検査を受けることはできません。
日本共産党市議団は、費用を補助し、低額に抑えるよう求めました。
世界では、コロナによる死者は貧困層ほど多いとの調査結果が出ています。
検査という医療の入り口で、経済的な格差による不平等を生じさせてはなりません。いつでも誰でも無料で検査を受けられる体制を、国も早急に整えるべきです。