PFAS問題 原因の特定こそ
5月29日に行われた文教経済委員会において、加茂川上流の深山川・谷尻川で健康への影響が懸念されるPFASが検出された問題で、今後の河川の水質調査の方策が示されました。
暫定指針値を超過した河川での水質の季節変動や経年変化を確認するため、年2~4回のPFASモニタリング調査を行うこととし、調査地点は深山川の2地点に加え、四川、加茂川、高屋川下流、山野町の小田川の6地点で実施します。
みよし市議は、環境省の手引きで継続的な監視調査は、「基本的に環境基準を超過した地点において実施する。」とされているものの、谷尻川が含まれておらず、「この調査はPFASの排出元を特定することを目的としていないのか」と、市の取り組み方針を質しました。
市は、「(PFASの)曝露防止を目的とした調査であり、人家が無い谷尻川では調査をしない」と、原因の調査が目的ではない事を明らかにしました。
多くの住民は原因の特定を求めており、住民不安の払拭には排出元への対策が必要不可欠のはずです。