こどもの居場所の充実について(2026年3月議会一般質問)
2026年3月議会の日本共産党・塩沢みつえ市議の一般質問です。
第一質問と答弁を掲載します。

塩沢みつえ:
こどもの居場所の充実について、こどもたちが求める居場所について、質問します。
2025年3月に本市が行った「小中学生アンケートこどもヒアリング調査」によると、「居場所」についての質問に対して、小学校高学年・中学生・高校生は、「いろんな人と話すコミュニティが少ない」「友達と気軽に立ち寄れるところがほしい」「中学生が遊べるところ、勉強やスポーツをするところが少ない」等の意見が寄せられています。市としてこどもたちの意見をどのように受け止めたのかお示しください。
こども自身が自分たちの求める居場所について出した意見をこどもの居場所の充実に生かすことは、こどもの権利保障の観点から非常に重要だと考えますが、ご所見をお示しください。こどもたちの意見をどのように生かしたのか、併せてご説明ください。
夏の居場所について、質問します。
これまでの議会質問や要望等から、子育て中の母親が、猛暑で外遊びができず母子ともにストレスを抱え追い詰められたこと、我が子の発達を妨げたのではないかと不安を感じたこと等の切実な体験から「夏の居場所」を求め続ける訴えを何度も耳にしており、こどもの健全育成のために、対応しなければならない喫緊の課題です。市としての受け止めと取組の現状についてお答えください。空調設備の整った学校の空き教室や体育館、コミュニティセンター等、既存施設の活用はできないでしょうか、お答えください。
専門家による人員配置について、質問します。
近年、こどもを取り巻く環境の変化により、不安や困難を抱えるこどもが増加しています。子育てのニーズは多様化し、悩みを抱える保護者への継続的で手厚い支援が求められている状況です。本市においては、本年度市内10カ所の交流館へキッズスペースが試行設置されておりますが、こどもの居場所は単なる遊ぶ場の提供だけではなく、こどもの生活や発達を専門的に見守り、こどもや保護者の悩みの相談窓口の役割も果たすと考えます。この場合、こどもの年齢や発達に応じた育成支援を行う専門家の配置が欠かせないと考えますが、認識をお示しください。
ネウボラセンターには新たに専門家の配置が予定されていますが、必要性についてご説明ください。
児童館の設置について、質問します。
こどもの権利保障、こどもの健全育成、専門家による子育て支援、これらの機能のすべてが可能となるのが児童館であると考えます。これらの機能の必要性について本市の認識をお示しください。
広島市では、小学校区毎に1か所の児童館を設置し、こどもや子育て世帯に寄り添った取組を続けておられます。本市においてもこどもの居場所として児童館の設置を求めます。ご所見をお示しください。
市長答弁:
塩沢議員の御質問にお答えいたします。
始めに、こどもの居場所についてであります。
アンケートなどでのこども·若者の声を踏まえ、福山市こども計画の基本施策の一つに、「こども・若者の居場所づくり」を位置づけ、多様な居場所づくりを進めています。
具体的には、自習スペースやダンス・音楽等の活動場所を求める意見があり、これらを踏まえ、新年度は、若者同士が学校の枠を超えて、自主学習やグループ活動ができるユースセンター「ふらっと」を開設するほか、交流館のキッズスペースの拡充などに取り組んでまいります。
次に、夏の居場所についてであります。
夏の遊び場や居場所を求める声に応えるため、昨年9月にネウボラセンターを開設し、屋内で親子が安心して遊び、交流できる場を整備したところです。
開設から本年1月末まで、約66,000人の利用があり、利用者からは、「天候を気にせず遊べる場所ができてよかった」「同じ悩みを持つ保護者と話ができる機会が増えた」などの声をいただいています。
また、交流館やコミュニティセンターの図書室や交流スペース、支所の市民サロンでは、こどもたちが宿題や読書で活用しています。
また、学校では、放課後、暑さが落ち着くまでの間、教室で学習している例もあります。
このほか、拠点支所の児童室なども含め引き続き、既存施設の活用を検討してまいります。
次に、交流館のキッズスペースへの専門職の配置についてです。
身近なまちづくりの拠点である交流館のキッズスペースについては、未就学児は保護者同伴とし、小学生は読書などで利用しています。
このため、キッズスペースには、専門職を配置することは考えていませんが、利用者から悩み事の相談があった場合は、速やかに専門職のいるネウボラセンターや「あのね」などの相談窓口へつないでいきます。
次に、ネウボラセンターへの専門職の配置については、本年4月から、妊産婦健診等の母子保健事業やひとり親支援、虐待防止などの相談や手続きにワンストップで対応していくため、保健師、社会福祉士、公認心理士などの専門職の配置を充実します。
次に、児童館についてであります。
本市では、ネウボラセンターを中核として、あのね相談窓口や地域子育て支援拠点事業をはじめ、放課後児童クラブや放課後子ども教室などを各地域で実施しています。
加えて、交流館へのキッズスペースの設置など居場所機能の更なる充実にも取り組んでおり、児童館が担うべき機能は、既に市内に展開されています。よって、新たな児童館の設置は考えていません。
再質問は、福山市議会の会議録や中継映像をご覧ください。
(議事録の更新は次回の定例会開催前になります。)




