療育に通う家庭への支援について(2026年9月議会一般質問)
2026年9月議会の日本共産党・塩沢みつえ市議の一般質問です。
第一質問と答弁を掲載します。

塩沢みつえ:障がい児福祉施策について、療育に通う家庭への支援について、伺います。
本市には5カ所の児童発達支援センターがあり、障がいや発達に課題のある未就学児への療育が行われています。親子への包括的な支援を行っている療育の意義について、市の認識をお示しください。
療育の取組が推進される中で、障がいのある子どもを育てる家庭での保護者の困り感やニーズ等について把握することは重要だと考えますが、把握についての取組があればお答えください。保護者やこどもたちの声を生かした今後の施策の展開についてお示しください。
療育と仕事の両立支援について伺います。
「療育に通いたいが、有給が足りずこれ以上仕事を休めない。どうしたらいいのか。」障がい児を育てる母親の言葉です。共働きが標準的な家族の形となった現在、療育を必要とするこどもを育てる家庭においても、子育てと就労との両立支援はより深刻な課題となっています。療育に参加したくても仕事が休めず療育が受けられない、働くことは必要だが療育の必要性が高く仕事を辞めざるを得ない、等さまざまな状況が起きています。療育が必要であるにもかかわらず、療育が受けられない状況についてはあってはならないと考えますが、市の認識をお示しください。
福山市においては、職員の仕事と子育ての両立支援の取組として、育児短時間勤務、育児のための部分休業、子看休暇等が行われています。取得の条件が子育てに関係のある事とされており、部分休業も子看休暇も療育のための休暇が認められています。さらに、子看休暇においては市独自に18歳まで期間が延長されています。本市が独自に条件を拡充した要因をお示しください。併せて部分休業、子看休暇の直近3年の取得状況をお示しください。
事業者に対しては、就労と子育ての両立を支援するため、「福山市働き方改革実践応援奨励金」を実施されています。対象となる取組はこれまで、「男性育休の取得」1項目でしたが、2026年度からは「有給休暇の取得」「残業削減」「子の看護等休暇」を加えて4項目になっています。項目を増やした理由をお示しください。新たに「療育休暇」の導入の必要性についてお考えをお示しください。障がいのある子どもを育てながら働く保護者を応援する機運醸成の取組を推進すべきと考えますが、ご所見をお示しください。
厚生労働省が示した改正「育児・介護休業法」には、障がい児・者や医療的ケア児・者を介護・支援する場合を含め、「なるべく労働者が仕事と介護を両立できるよう、事業主は柔軟に運用することが望まれ」ると明記されましたが、療育のための休暇支援は除外されました。療育を必要とするこどもの権利が守られていないと言わざるを得ません。本市においては、障がいのあるこどもを育てる家庭のニーズや保護者の思いを国に伝え、すべての子育て家庭のために法の改正を求めることを国に求めるよう要望いたします。ご所見をお示しください。
市長答弁:塩沢議員の御質問にお答えいたします。
始めに、親子に対する療育支援の意義についてであります。
保護者や家族に寄り添い、必要な支援を行うことが、こどもの成長·発達と家庭生活の安定につながるものと認識しています。
次に、保護者の困り感やニーズについては、障がい児福祉計画の策定におけるアンケート調査などにより把握しています。
今後も、こうした情報を療育施設などと共有し、支援を必要とする人に確実に支援を届けられるよう、連携体制の強化に努めてまいります。
次に、療育と仕事の両立支援についてであります。
療育が必要であるにもかかわらず、保護者が仕事を休めないために、療育を受けることができないという状況は、改善が必要であり、休暇が取りやすい環境づくりに努めています。
次に、本市の子看休暇の対象については、1972年(昭和47年)の制度開始当初から18歳までとしておりますが、具体的な理由に関する記録は残っておりません。
また、部分休業の直近3年間の取得状況は、2023年度(令和5年度)から順に308人、324人、315人で、子看休暇は、同じく1,431人、1,496人、1,524人であります。
次に、「福山市働き方改革実践応援奨励金」については、グリーンな企業プラットフォームの働きやすい職場部会での議論などを踏まえ、誰もが働きやすい職場となるよう後押しをするため、今年度、制度を見直しました。
企業においては現行法の枠組みで療育のための休暇制度を独自に設けることが可能です。この場合、「子の看護等休暇」として奨励金の対象としています。
本市では、グリーンな企業プラットフォームや「若者・女性に選ばれる企業づくり官民共同会議」に
おいて、療育を含めた多様な人材が働き続けることができる職場環境づくりを議論しています。
再質問は、福山市議会の会議録や中継映像をご覧ください。
(議事録の更新は次回の定例会開催前になります。)
https://ssp.kaigiroku.net/tenant/fukuyama/pg/index.html
https://fukuyama-city.stream.jfit.co.jp/




