6-② 川南土地区画整理事業について(2017年3月議会代表質問)
6.建設水道行政について
② 川南土地区画整理事業について
土屋とものり:川南土地区画整理事業について伺います。
同事業は1975年に事業計画が決定され42年が経過しました。
2012年1月に、1回目の審議会委員選挙が実施されましたが、その後、5年間事業は全く進んでいません。
任期満了に伴う、2回目の審議会委員選挙が、本年1月29日に実施の予定でした。しかし、審議会委員の立候補の人数が定数を上回らず、選挙は無投票となり、引き続き事業反対派が過半数を占める結果となりました。今回の結果の受け止めをお答えください。
市は、昨年9月26日の本会議の我が党の質問に対し「審議会委員選挙の、その時の状況によって、これからのことも判断してやっていきたい」と述べています。事業反対派が過半数を占めたことは、当該事業そのものが住民から否定された事になると考えますが、お答えください。また改選後、初の審議会が2月14日に開催されましたが、土地を鑑定する評価員は選任されないままです。
「住みよい郷土を造る会」のメンバーらは、「選挙の結果を深く受け止め、住民と一緒に考えるまちづくりに方向転換するべきだ」と主張しています。
事業の白紙撤回を求めますが、ご所見をお示し下さい。
また、区画整理事業撤回後のまちづくりに取り組むことを要望しますが、合わせてお答え下さい。
答弁(市長)
土地区画整理事業は、日常生活や防災面、土地利用等の課題解決に向けて、道路を始め、公園や下水道等の都市基盤を整備し、宅地の利用増準を図ることのできる優れた整備手法であると考えております。
このため選挙を行い、第2期の審議会が発足しましたが、「評価員の選任」は継続審議となりました。
川南地区のまちづくりを進める上では、引き続き、この地区の抱える課題について、話合える土壌を維持していくことが必要であります。
このため、審議会後に行われた協議会において、この地区のまちづくりについて、様々な角度から、議論が始められることとなりました。
その議論の推移を注視してまいりたいと考えております。