国保大幅値上げを可決(2023年6月議会報告)
過去10年間で最大の値上げ幅
新年度の一人当たり国保税額を6378円も引き上げる議案に対し、高木たけし市議はこの10年間で最も高い引き上げだが、24年度に県の標準保険料率に統一すれば、さらに大幅な引き上げとなり、滞納者の増加や加入者の生活と健康が脅かされると指摘し、県統一化の見直しを求めました。
これに市長は、「24年度に県の保険税率が採用されれば市町独自の引き下げができず、被保険者の負担が増えることになる」と認め、「物価高騰などの情勢を踏まえ、財政調整基金を活用した負担軽減策の継続を県に対して提案をしている」と答えましたが、「県統一化の見直しを求めることは考えていない」としました。
引き上げの要因が県統一化と認識しているのであれば見直しを求めるべきです。
引き下げの請願共産党以外は反対
日本共産党福山市議団以外の全議員は、大幅税額改定の議案には賛成し、福山市社会保障推進協議会が提出した国保税の引き下げを求める請願に反対しました。