« 国保大幅値上げを可決(2023年6月議会報告) | メイン | 消えた白線、補修に前進 »

図書館リニューアル 整備は全額市教委の責任で(2023年6月議会報告)

図書館整備費用をPTAが負担?

赤木かん子氏が監修する学校図書館のリニューアル事業について、3月の予算委員会でみよし剛史市議が図書館整備目的の支出がPTAの会計からあったことを指摘したことに触れ、「学校教育法は学校の経費は原則、全て公費で行うこととしており、整備の一部がPTAの寄付で賄われているのであれば、地方財政法で禁止されている『寄付の割り当て』に相当するのでないか」と教育長の認識をただしたところ、「学校図書館整備は、市の予算で実施している」、「図書等については、割り当て寄附ではない」と答えました。

しかし、市教委の整備予算は1校当たり180万円と決められており、それ以上にかかった経費は各学校の予算での負担を求めています。

学校への配分予算は非常に限定的で、賄いきれなかった部分をPTAが負担している可能性は否定できません。学校予算は学校運営の予算であり、市の方針で行っている整備は、全額市教委が負担すべきです。

PTAからの寄附「把握してない」

3月の委員会で、PTAからの支出の実態を「把握していない」と答えたことについて、「福山市財産管理規則は1万円を越える物品の寄付について、書類作成や通知を定めている。なぜ把握していないのか。」と問うと、「寄附に係る手続きについては、今後適正に行われるよう取り組む。」と答えました。任意団体であるPTAの会計を恣意的に運用することはあってはならず、透明性の確保が必要です。

以下は2012年の文科省通知。

学校の寄付の受納にあたっては地方公共団体が定める関係規定等に従い、会計処理上の適正な手続きを経ること、学校会計とPTA会計を明確に区分して処理すること、学校配当予算の情報公開が求められています。

また、学校側からPTAに対して寄附を求めることは地方財政法で禁止されています。

1

2_2

3

市議団の紹介
高木たけしプロフィール みよし剛史プロフィール

仁比そうへい 活動日誌

ひろ子ワールド