ネウボラセンター整備案明らかに 誰もが相談できる拠点を
8月に天満屋に開設されるネウボラセンターの概要が、5月29日の民生福祉委員会で報告されました。
8階には子育て・若者相談、親子の遊び場、スマホでの子育て・保育関連の手続き支援などの機能が設けられ、7階部分は2026年4月開設を目指し、今後、具体化が進められます。
困難さの支援に 安心の相談窓口を
ネウボラセンターの設置は、妊娠期から30代の若者まで、若年層の様々な相談に対応するワンストップ窓口を設け、支援を充実させることが大きな目的です。
貧困やヤングケアラーなどの問題による社会的孤立の防止が求められており、相談しやすい環境への配慮が欠かせません。
しかし、現在の設置案では、遊び場や既存の店舗が相談コーナーに隣接していることから、塩沢議員は、「深刻な悩みを相談する場所としては利用しにくいのではないか」と指摘しました。
市は「個室を設けたり、入り口を分けたりするなどして、行きにくさを感じさせないようにしっかり工夫をしていきたい」と応じました。
児童館の設置で地域に交流の場を
また、併設される屋内遊戯場は9歳以上の児童は利用できません。
子育て中の親同士が交流できる場所へのニーズが高かったことから整備されるものですが、年齢制限を設けることで利用機会が狭められかねません。
塩沢議員は、親子で制限なく自由に利用できる児童館の整備が必要であることをあらためて訴えました。