2009/6/9 福山派遣村実行委員会が開かれました。
広島県福山市で街頭生活相談をする「福山派遣村」の実行委員会が5日、民主会館で第1回会合を開き、医療生協や生活と健康を守る会など市内の民主団体の責任者ら30人余が参加しました。
福山派遣村は、シャープ福山工場を派遣切りされた若者ら39人が勝利和解をかちとった福山シャープ関連労組の元組合員らが「これまで支援いただいたので、今度は自分たちが人の役に立ちたい」と企画したもの。今月20、21日に福山市中央公園で「お困りごと何でも相談会」を開き、カレーライスなどを配る予定です。
派遣村名誉村長をつとめる福山法律事務所の服部融憲弁護士が「反貧困運動の展望」と題して講演。「現代の貧困は、派遣切りされれば職と住居を同時に失うように、生きること自体が否定される。労働者の連帯の強さを示したシャープのたたかいの恩返しをしたいという青年たちの心意気を支えよう」と呼びかけました。
シャープ関連労組委員長をつとめた高野恵さんが派遣村村長に就任し、経過を報告。参加者は、当日の運営や役割分担、準備物の手配などについて話し合いました。