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2009/6/8 大型道路、住民の意見を無視しての計画強行はやめて

 地権者、住民の意見をよそに強引に計画がすすめられようとしている福山西環状線、福山沼隈道路、熊野瀬戸線に関する要望書が5月27日、地域住民らにより藤田雄山県知事と県東部事務所建設局長に提出されました。

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 要望書を提出したのは、福山沼隈道路沿線住民有志、熊野町ふる里の環境を守る会、福山道路等を考える瀬戸住民の会、福山道路等の地権者トラストの会、福山バイパスと区画整理を考える会です。
 日本共産党の辻つねお県議、高木たけし、土屋とものり、式部昌子市議が同席しました。

きれいで静かなまちを次の世代に
 福山沼隈道路計画区域の草戸町右岸に住む住民有志は、計画の中止を求める藤田雄山県知事あての要望書を県担当者に手渡しました。
 住民有志は、「福山沼隈道路は、私たち地域住民が作って欲しいと望んでいる道路ではありません。大気汚染や騒音・振動など、環境悪化が予想されます。現在のきれいで静かな草戸町を次の世代に残していくのは私たちの役目だと思っています」「新しい土地や家を探して引越しをするということは、高齢者にとっては、体力的にも精神的にも無理なことで、とてもできることではありません。永年住み慣れたこの土地で人生を全うしたいと思っているのです」と訴えました。

県が設計協議終結の動き
 光学区芦田川右岸では現在、住民と県、市のあいだで、詳細設計にもとづく設計協議中です。住民からは反対や計画変更を求める意見が出されています。ところが県、市は、町内会で意見がまとまっていないところでは、住民の質問・意見には個別対応する一方で、設計協議の確認を町内会長との間だけで締結しようとする動きを見せています。こうしたことは、福山西環状線北端の駅家町近田沖で強行され、住民が抗議の声をあげています。

〝県は説明責任はたせ〟
 住民団体は、「設計協議で出された意見にたいし、住民への説明責任をはたし、個人対応でなく住民全体へ説明すること」、住民が納得できるまで「何度でも設計協議を開催すること」を求めました。
 住民らは、「町内会役員から私たち住民に、県との間で話し合った内容がいっさい知らされていない」「県の強引なやり方が地域のコミュニティーまでも壊している」「国交省ですらPI(パブリック・インボルブメント=住民参加)を重視し、建設中であっても趣旨は尊重すると言っている」と発言。

県「設計協議は町内会窓口にする」住民が厳重抗議
 県担当者は、「(設計協議は)町内会を窓口にしてすすめる」との説明を繰り返し、住民間で意見の相違があるのは「町内会の自治の問題だ」と述べました。
それに対し、辻県議は、「問題だ。そもそも『町内会を窓口にする』との住民合意はない。県は地権者、住民の切実な声に耳を傾けようとしていない」と詰め寄り、参加者らも県の回答に厳しく抗議しました。

県「住民合意に努力をする」
 2時間の話し合いの末、県は住民団体にたいし、〝建設中の道路であっても住民合意の努力をする〟という国の方針を守り、今日の話し合いの内容を当該町内会長に伝え、住民への説明責任をはたすことなどを約束しました。

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