2010/8/2 危険な市道 すぐに改善を―市議団が緊急要望を提出
7月31日の新聞報道によると、水呑町向丘の市道で自転車に乗っていた近所の女性が、下り坂を走行中に約7メートル下の市道に転落して死亡するという痛ましい事故が発生しました。
日本共産党福山市議団は2日、水呑町の事故現場を調査し、地域住民から聞き取り活動を行いました。
これは、水呑町の向丘第1公園の脇にある幅2.2メートルほどの、市が管理する市道で、若者から高齢者まで、幅広い世代の地域住民が買い物などに日常的に利用していました。しかし、雨天時には滑りやすく、「手すりなどがあったら安全なのに」などの声も聞かれました。
転落事故現場を調査する日本共産党福山市議団=2日、水呑町向丘にて
日本共産党福山市議団は、市民が水路側溝や市道を走行中に転落して重大事故が発生することのないよう、安全策を重ねて求めてきており、市も、中心部や周辺部で、一定程度の水路などへの転落防止策を講じてきました。
しかし未だに危険な市道は、数多く残されているのが実態です。
今回の転落事故を受け、市民が市道を安心して通行できる安全対策に緊急にとりくむよう、要望を提出しました。
対応した福山市公園管理課長は「提出された要望意見や、地元の意見も取り入れながら次に二度とこのような事故が起きないよう取り組む」「何かしらの手立てをとって対応したい」と安全策に取り組むことを表明しました。
提出した要望は次の通りです
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水呑町の市道転落死亡事故に対する緊急要望書
2010年8月2日
福山市長 羽田 皓 様
日本共産党福山市議会議員団
7月31日の新聞報道によると、水呑町向丘の市道で自転車に乗っていた近所の女性が、下り坂を走行中に約7メートル下の市道に転落して死亡するという痛ましい事故が発生しました。
わが党は本日、事故現場を調査し、地域住民から聞き取り調査を行いました。
この市道は、地域住民が日常的に利用しており、雨天時には滑りやすく危ないなど、課題も聞かれました。
これまでわが党は、市民が水路や市道を走行中に転落し、重大事故が発生することのないよう、防止策を重ねて求めてきました。
市は、これまで、水路など、中心部や周辺部でも一定程度の転落防止策を講じてきましたが、未だ危険な市道は、数多く散見されるのが実態です。
市民が市道を安心して通行できるよう、より一層の安全対策が求められています。
市道からの転落死亡事故という悲劇を二度と繰り返さないために、緊急に以下の項目に取り組むことを要望します。
記
一.今後同様の事故が起きないよう、事故現場の市道に手すりを設 置するなど、万全な再発防止策を講じること
一.歩行者の安全対策として、現場市道の注意喚起・安全通行の啓 発の手立てをとること
以上