2011/03/29 2011度福山市国民健康保険特別会計予算について日本共産党の討論
平成23年度福山市国民健康保険特別会計予算について日本共産党の討論を行います。
日本経済は、一時的な景気刺激策が落ち込み、未曾有の不況にみまわれ、先行きの展望が見えない状況となり、派遣労働、アルバイト、倒産などで国保加入世帯の7割を超える世帯が200万円以下の世帯となっています。
しかも、この3年間に加入者1人当たりの平均所得は、7万5千円余りも減少しています。
中小零細業者は、デフレ経済の下、販売は落ち込み、利益が出るどころではなく、元請けから下請け単価の切り下げがおこなわれるなど、厳しい状況となっています。
にもかかわらず、本市の国保税は、後期高齢者支援金と介護納付金の増額により、負担増となります。その総額は、2億6300万円であります。
加入者の、負担を増額するのではなく、基金や一般会計からさらに繰り入れをおこない、引き上げないことが求められます。
市民の4分の1の世帯が加入し、市民の命や健康を守る重要な役割を果たしている会計でありますが、先に述べた理由による政治的比重から反対を表明して、討論といたします。