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ホテル火災の緊急要望書

5月14日に、 福山市内で起きたホテル火災の件について、下記の申し入れ書を福山市長宛てに提出をしました。(提出先は福山市消防局)

513日、午前7時頃、西桜町のホテル「プリンス」において火災が発生し、宿泊客13人のうち男性3人、女性4人が死亡し、女性3人が重症を負うという、痛ましい事故が発生しました。

被害に遭われた方々に心から哀悼とお見舞いを表明いたします。新聞報道によれば、当ホテルは福山市建築指導課が防災査察を行った際、排煙設備や不燃材の使用の不備が指摘され、建築基準法上「不適格」だった、とされています。ところが、市は「違法でないため改善の強制力がない」と説明している、とのことです。

同課は、今後、「総点検」を進めるとされていますが、「不適格」建築物については、総点検を行うとともに、現行基準に見合う改善が達成されるまで、指導を行うことが求められます。

 また、福山地区消防局は、当施設について、1971年以降、査察を実施し、避難訓練や非常用電源の不備などを指摘してきましたが、2003年以降は、「査察対象が多く、手が回らなかった」との理由で「未実施」となっていたと報じられています。

 わが党はこれまで、消防職員の警防要員や予防要員、消防車等、消防力の抜本的強化を再三にわたり求めてきたところであります。

 2010年度決算要求資料によると、消防力整備指針との比較では、本市の消防職員は基準を充たしておらず、とりわけ、予防要員は充足率72.3%と、不十分な状態です。早急に、改善することが求められます。 これらの事を踏まえ、次のことを要望します。

 

要望項目

 一. 消防職員を抜本的に増員し、充足率を100%とすること。

 一. 今回の事案をうけ、徹底した再発防止策を講じるとともに、「不適格」とされた建築物については、改善されるまで指導を強化すること。

 一. 徹底的な原因究明を行い、建築指導のあり方、消防査察のあり方を改善するとともに必要な人員を配置すること。

 一. 国に対し、消防力基準の緩和を改め、国民の生命・財産を守ることが出来るよう、法整備と予算措置を行うことを求めること。  

 

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