新構想―箕沖町に462億円の大型ごみ処理施設(市内全域と府中・神石のごみを一手に)
福山市は、新しいごみ処理施設を建設して、市内全域と府中市・神石高原町の可燃ごみを一手に処理する「次期ごみ処理施設整備事業」を進めようとしています。
箕沖町(現RDFとなり)に建設予定で、1日あたりの処理能力が600トン、用地4.2ヘクタールの超大型施設です。
2024年度の稼働開始予定で、365日24時間稼働、搬出入車両の台数は往復800台/日とのことです。
462億円の工事費は妥当なのか
市が示した概算工事費は、462億3千万円です。
メーカー見積りを参考にしたとのことですが、3社の見積り額は270億円、451億円、457億円です。
なぜ見積りの最高額をも上回るのか、明確な説明はありません。
建設費単価(ごみ処理量1tあたり)も、近隣の中核市の施設と比べて高額です。
福山市7700万円/t
高知市5550万円/t
高松市2200万円/t
そもそも大型事業の場合は、行政が予定価格を積算したうえで、入札等で価格を決定すべきです。
費用がかさめば、ごみ袋の有料化など市民負担を招きかねません。(広域化を検討する府中市と神石高原町は、指定ごみ袋で有料です)
また、広域のごみ処理をたった一つの大規模施設に集約することのリスクや環境への影響も懸念されます。
意見書募集&説明会
市は、「広島県環境影響評価に関する条例」に基づき、環境影響評価方法書と要約書を公表。大気汚染や騒音などの環境影響について報告しています。↓
http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/site/kankyo/114246.html
説明会も開催し、市民の意見書を募集しています。
ぜひ説明会に参加し、意見書をご提出ください。
環境影響評価方法書の公開日時
3月29日(木)~5月1日(火)(土日祝を除く)
①福山市役所(東桜町3-5)経済環境局 環境部 環境総務課
②広島県東部厚生環境事務所(三吉町1-1-1)
意見書の提出期限は、5月15日(火)までです。
説明会
4月21日(土)1回目:14時~ / 2回目:19時30分~(都合の良い方にご参加ください)
箕島公民館(箕島町329番地)
案内チラシを作成しました。
PDFファイルはこちらからダウンロードできます。 ←クリック