市職員のボーナスカットやめよ!医療従事者も引き下げに
福山市は、今年度分から市職員の期末手当を年間で0.05月減らし、4.45月とする条例改正案を11月30日の市議会本会議で提出しました。
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新型コロナウイルス感染拡大による景気悪化で、民間の一時金が下がったことを理由に、国家公務員の一時金の引き下げを求めた人事院勧告にともなうものです。
しかし、コロナ禍で市民の命と健康を守るため、市職員は保健所をはじめ、多大な業務に奮闘しています。
職員の負担増について、市総務部長は「業務量は当然増えている。全庁で応援体制を組んでいる」と答えています。
日本共産党市議団は「その労苦にこたえず、一時金を引き下げることは認められない」と主張しました。
福山市民病院の職員もボーナスカットに
この条例改正に準じて、福山市民病院の職員の期末手当も引き下げとなります。
市民病院は、感染症指定病院として最前線で新型コロナウイルス感染の対応にあたってきました。医療従事者は心身の負担が大きいなかで、長期間にわたり献身的に働いておられます。
その厳しい実態をかえりみず、待遇を悪化させるなど許されません。
また、公務員の賃金引き下げは、すべての労働者の賃金引き下げにもつながります。
日本共産党市議団は、これらの点を指摘して反対しましたが、他の議員は全員賛成し、引き下げの条例改正が成立しました。
日本共産党市議団は、議員の期末手当の引き下げについては賛成しました。