2022年の国保税、コロナ禍・物価高のなか福山市は値上げ方針を示す
一人あたり年4769円の値上げ方針
2月4日の福山市国民健康保険運営協議会で、市は2022年度の国保税を一人あたり4769円引き上げ、年額10万8537円とする予算案を示しました。
広島県が示す単価が上がるためとしていますが、市として市民の負担を軽くするために基金を活用するなどの努力は一切ありません。
黒字は約7億円、貯金は20億円超
2021年度の福山市の国保会計は、7億9705万円を基金に積み立てた上で6億9615万円もの黒字となる見込みです。年度末の基金残高見込は20億5100万円、来年度も19億5400万円に上ります。
財政運営の主体となる広島県も剰余金(黒字)が73億円も積み上がっています。
大幅な値下げこそ
今年度の国保税は、コロナ禍による国保加入者の収入減少を考慮し、県の剰余金や市の基金を活用して値下げされました。
コロナ禍は収束が見通せず、物価高で市民のくらしや生業は大きな打撃を受けています。引き続き負担を軽減するべきときに、値上げなど断じて許せません。
日本共産党の高木たけし市議は「基金や剰余金を活用して国保税を引き下げるべきだ」と強く求めました。
署名を広げて議会に請願を
福山社会保障推進協議会は、国保税の値下げを求める請願を議会に提出します。
署名に賛同する方は、日本共産党事務所にご連絡ください。(℡084・952・2662)