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「統一協会との関与やめよ」市長に申し入れ

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安倍元首相の銃撃死亡事件を機に、政治家や行政と統一協会(世界平和統一家庭連合)との関係が注目されています。

統一協会は、霊感商法や高額献金などで多くの被害者を生み出したカルト団体です。その違法性は裁判でも指摘されています。 

福山市3度の寄付受け取り

統一協会との関与について、日本共産党福山市議団が市当局に聞き取り調査をしたところ、2016年の枝広直幹市長の就任以降では、2018年と2020年に統一協会から、2021年に関連団体の世界平和青年学生連合から寄附金を受け取っていたことが分かりました。

そのうち2度は市長が応対し、受納式などを行なったことが福山市ホームページの「市長のスケジュール」にも記載されています。

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3度の寄附の合計は約40万円です。

また、関連団体が開催する自転車イベント「ピースロード」の表敬訪問を2度受け、それぞれ局長や部長が応対したとのことです。

「広告塔」の責任生じる

日本共産党市議団は8月19日、市長あてに「統一協会と一切関係を持たないことを求める申し入れ」を提出しました。20220819touitu

申し入れでは「自治体首長や政治家が統一協会と接点をもてば、『広告塔』として新たな被害を生み出しかねず、道義的な責任がきびしく問われる」と指摘。▽今後一切の関係を持たないこと▽市との関係の調査・公表▽市内の大学等で反社会的カルト集団についての注意喚起―の3点を求めました。

寄付金の受け取りについて、市は「団体の性質や沿革を分かりようがなかった」と説明しています。

党市議団が「どういう団体か明るみに出た今、寄付金は返すべきではないか」とただすと、応対した市長公室長は「正式な協議ではないが、現時点では返金の検討はしていない」と答えました。

党市議団は「反社会的な団体とは一切関係を断つべき」と重ねてただしましたが、市長公室長は「決めつけることは難しい。ただ、市民の思いはしっかりふまえなければいけない」「今回、明るみに出たものはしっかり考慮したい」との答えにとどまりました。

市議も関与

福山市議会議員と統一協会との関わりも明らかになっています。

小林茂裕市議は2016年の選挙で統一協会関係者から手伝いを受けたことが報道されました。

小林市議は「ピースロード」広島県実行委員会副委員長も務めており、同団体の公式ウェブサイトには歓迎式で「小林茂裕実行副委員長(福山市議会議員)による主催者挨拶」があったことなどが記されていました(現在は削除)。

また、2021年の世界平和青年学生連合の福山市への寄附の際、「この企画の顧問」と称する男性がブログに掲載した写真には、市長や団体関係者と並んで早川佳行市議が写っていました(現在は削除)。

市長や議員は、統一協会と関与した事実・経緯を市民に説明し、反省とともに今後一切の関係を断つことを表明するべきです。

日本共産党市議団は引き続き、この問題を追及します。

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