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核軍縮に関するG7首脳「広島ビジョン」(2023年6月議会報告)

核抑止論の肯定決して許されない

G7による「広島ビジョン」は、「防衛目的のために役割を果たす」と核の保有を正当化し、「核兵器のない世界」の実現を「究極の目標」に位置付けて即時廃絶を否定しました。

広島サミットに先立ち、福山市も加盟する平和首長会議が発出した公開書簡では、G7首脳が核廃絶を理想ではなく現実的な課題としてとらえ、核保有を肯定する核抑止を転換し、核兵器そのものをなくす以外に道はないと認識した上での議論を行うことを求めていました。しかし、広島ビジョンはその求めに全く答えない内容です。

みよし市議が「広島ビジョン」について市長の認識を問うと、「核兵器のない世界という究極の目標に向けて、議論がされるものと考える。」と答えました。

抑止ではなく廃絶の道すじを

被爆者のサーロー節子さんが「自国の核兵器は肯定し、対立する国の核兵器を非難するばかりの発信を被爆地からするのは許されない」と語るように、核の保有を認めることは廃絶の道筋を閉ざすことに他なりません。

平和非核都市福山宣言では、「核武装の廃絶を全世界に強く訴え、恒久平和を求め、ここに、平和非核都市の宣言をする。」と謳われており、この取り組みの具体化が今こそ求められています。

みよし市議は、全米市長会議において、東アジアでの軍事競争の激化によって核戦争の危機が増大しているため、連邦政府に対して緊張緩和のための緊急行動を要請する決議文が採択されたことを示し、「本市も平和首長会議を通じて意思表示を発信するべき」と、対話によって平和な体制構築を目指す働きかけを求めました。

平和首長会議「公開書簡-G7広島サミットを目前に-」

file-2305-G7_Summit_MfP_Open_Letter_J.pdfをダウンロード

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全米市長会議(USCM)で採択された平和首長会議加盟都市の提案決議文はコチラ

https://www.mayorsforpeace.org/ja/new/2023/post-230607/

(平和首長会議HP)

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