児童館の設置こそ必要!
こどもの居場所充実が課題
市長は8月にネウボラセンターを駅前の天満屋に設置し、あわせて子どもの遊び場を併設して整備すること、市内6交流館にキッズスペースを試行的に整備することを明らかにしました。
市が開催した子ども未来つくり100人委員会でも、こどもの居場所を求める声が多数上がっており、居場所の充実は福山市の喫緊の課題となっています。
しかし、18歳までの全ての子どもを対象とする居場所が求められているのであり、どこに住んでいても利用できなければなりません。
民生福祉委員会資料より
子どもまんなかに 地域の拠点として
塩沢みつえ市議は、12月議会に引き続き、こどもの居場所として児童館設置を求めて一般質問を行いました。
塩沢市議は、子どもたちにとって、ありのままの自分が大切にされ、権利を守られながら安心して過ごせる環境が重要であり、ただの居場所を作るだけでなく、成長への支援等を職務とする児童厚生員の配置が位置付けられている児童館でこそ、自分らしく生きていく力をつけることができると訴えました。
また、世田谷区において、子ども食堂など、民間の居場所支援活動を含めたネットワークづくりを進めている取り組みを紹介し、子どもをまんなかにした地域拠点としての機能を福山市でも整備するよう求めました。
子どもの権利守る 安心の居場所に
市長は、こどもの居場所について、放課後児童クラブやこども食堂などに加え、交流館に「交流スペース」を設置しているなどとし、こどもからの悩みなどの声は、関係部署で受け止め、対応していると答えましたが、子どもの権利の視点についての言及はありません。
「子どもの権利条約」の原則(命を守られ成長できる権利・最善の利益の保障・意見表明権・差別の禁止)を守ることを目的とした居場所こそが必要です。