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2011/03/29 平成23年度 福山市介護保険特別会計予算についての討論

平成23年度 福山市介護保険特別会計予算について日本共産党の討論を行います。
 介護保険制度は、3年ごとに事業計画を見直すこととなっていますが、本会計予算は、第4期介護保険事業計画の最後の年の予算編成であります。

 当該年度の介護保険料は、2010年度には、第4段階の基準月額で4200円だったものを、4258円まで、58円の引き上げを行うものです。
 基準額で比較すると、年額696円とはいえ、2010年度に続いての連続引き上げとなり、厳しい生活実態を強いられている高齢者の負担増は、認められません。
 
 また、介護給付費準備基金の残高見込み額が示されましたが、次期事業計画における、介護保険料は、あらゆる手立てを尽くして、保険料引き上げとならないよう、対応するべきです。
さらに、当該年度にも、これまで一般高齢者施策として取り組んできた「高齢者お出かけ支援事業」の関連予算を、盛り込んでいます。
 この事業は地域のボランティアによる、登録高齢者の外出支援事業ですが、介護保険は応益負担なので、特別会計内に盛り込むことにより、事業を拡大すればするほど、利用者負担に跳ね返ります。
 事業創設の経緯は、これまで一般会計で組んでいた、75歳以上の高齢者にバス・タクシー乗車券の支給制度を縮減した代替措置です。
 質疑の中でも明らかにしましたが、この事業創設時に、介護保険会計内に盛り込むと言う説明は一切されなかった上、当事業に盛り込むことによる、介護保険料への影響はない、とのことでした。一般高齢者施策として対応すべきであります。

 さらに、独居高齢者の地域生活支援のための、市独自の上乗せ措置の創設を求めましたが、検討も今後の予定もないと、冷たい姿勢でした。
高齢者の生活実態は、極めてきびしく、保険料負担軽減とともに、地域生活を支える福祉施策の充実こそが求められますが、そのような努力が見られません。
 
 以上述べた理由により、本会計予算に反対を表明して討論といたします。

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