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2011/8/18 民生福祉委員会議会報告 公的保育を残せ 神辺道上保育所廃止方針出される

 福山市は来年4月、神辺町の福山市立道上保育所を廃止し、民営化する提案を8月5日に開かれた民生福祉委員会で報告しました。 この方針は、福山市が責任を持った公的保育を後退させることにつながります。
日本共産党の土屋とものり市議が「公的保育を守れ」と論戦しました。概要を紹介します。

子どもが増えるから民営化とは?

 福山市は、市立道上保育所(定員100人)を廃止し、民営化しようとしていますが、その理由として、◎保育園舎の老朽化、◎周辺環境へ大型店などが立地し、子育て世帯が増え、将来に渡り安定して保育園児の入所が見込める、などと説明しました。
 しかし、福山市はこれまで、子どもの人口が増加している蔵王地域や、樹徳小学校区で、老朽化した園舎を公立のまま増改築し、公的保育を維持しています。「園舎が老朽化したから民営化」といった理由は説明がつきません。
 議会では土屋議員が、「なぜ公立のまま老朽園舎の改築を行わないのか」と追及しましたが、まったく明確な説明がありませんでした。 

保護者からも地域からも要望なし

道上地区や道上保育所の保護者らから、「道上保育所を廃止・民営化して欲しい」との要望があったのか質問したところ、市は「地域からも保護者からも要望は一切ない」と答えました。
行政の勝手な都合で、公立保育所を廃止し、民営化するという狙いが浮き彫りとなりました。

 福山市は公立保育所の「再整備計画」と称し、2015年度までに市立保育所69所のうち10~15所を民営化する計画を持っており、道上保育所で11所目です。
力をあわせ「公的保育を守れ」の運動が求められています。

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