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ばいじんアンケート(2017)の中間報告をご覧ください。

 降下ばいじんが要因と考えられる被害の声が相次いでいます。

 ぜんそくなど呼吸器疾患の原因にもなるため、早急に改善が必要です。

 ばいじんとは 物の燃焼などに伴い発生する粒子状物質。工場などから排出されるばい煙の一種

 日本共産党市議団は、実態を調査し、抜本的な対策を求めるため、住民アンケートに取り組みました。

 市内全域にアンケート用紙と返信用封筒を配布し、160通(4月15日時点)の回答がありました。

 中間報告を掲載します。

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深刻な実態が次々と

 被害状況についての自由記述欄には、「鉄粉等も混ざって洗たく物に積もる。網戸にもびっしりで夏、窓が開けられない」(箕島町)、「マンションの高層階に住居しているが、雨戸や窓が真っ黒になる。健康被害がないか心配」(南蔵王町)など、多くの回答者が深刻な実態をつづっています。

相談体制の強化を

 「降下ばいじんの被害にどのように対応するか」との質問には、「どうしたら良いか分からない」と答えた人が最多でした。

 「どこに被害状況や改善要望を伝えれば良いか困っている」(伊勢丘)や、アンケートについて「とてもうれしい。無力感を感じていた」(春日町)などの声も寄せられ、深刻な被害にもかかわらず、苦情や相談を受け付ける市の窓口が周知されていないことが分かりました。

 問合せ・環境保全課 ☎928 ー 1072

測定地点の増設を

 回答者の多い地域は、市内の東部・南部に集中。

 居住地域は、春日町、水呑町、坪生町、曙町、南蔵王町、幕山台、伊勢丘の順に多く、この7地域だけで回答の5割に達しました。

 市内34カ所に大気環境調査地点がありますが、降下ばいじんの測定機器は14カ所しかありません。

 被害の声が多い地域の調査地点(手城小、培遠中、坪生保育所、向丘中学校、日吉台県営住宅)でも、ばいじんは測定していません。

 実態を詳細に把握するために、測定地点の増設は急務です。日本共産党市議団はこれまでも議会で増設を求めてきましたが、その必要性がアンケート結果からも裏付けされました。

市が公表している「福山の環境」に、ばいじんの測定地点、測定結果などが掲載されています。

↓下記のリンクからご覧いただけます。

http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/site/kankyo/13051.html

市として軽減対策を

 とりわけ、子どもの健康を心配する声が多く寄せられました。

 「大気汚染について行政で徹底的に調査し、しっかり予算化して対策をたてて改善してほしい。市内の学校を通じて、保護者・家庭とも連携して地域の大気環境、子どもたちの健康面など幅広く調査を」(曙町)との声は、切実な願いです。

 市民の健康を守るために、市の役割発揮が求められます。

 党市議団も引き続き、力を尽くします。アンケートの回答、配布のご協力をよろしくお願いいたします。

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