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鞆の浦―「朝宗亭」の保存対策を早急に(2017年6月議会報告)

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 鞆町の「朝宗亭」は、18世紀に建てられた町家で、通りを挟む本宅「太田家住宅」とともに国の重要文化財に指定されています。

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 鞆港に面しており、雁木や常夜燈などの港湾施設と一体となって、世界遺産級と言われる歴史的景観を今に伝えています。幕末維新の「鞆七卿落」の舞台として、県の史跡指定も受ける貴重な建造物です。

文化財を失いかねない

 しかし、老朽化が進み、雨漏りや壁の崩落、建物の傾きも見られ、きわめて深刻な状況にあります。

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↑視察調査(6月19日)

すみやかに保存修理を

 県や国など関係機関と連携し、緊急に保存修理が必要です。市長がリーダーシップを発揮し、すみやかに対策を行うよう求めました。

 市は、「朝宗亭」の現状を「抜本的な修理が必要」と認め、「繰り返し県や国へ状況報告し、文化財建造物保存技術協会に現地調査の継続を強く要請する」「町並みの核となる貴重な歴史的建造物が、早期に修理できるよう取り組む」との決意を答えました。

 後世に残すべき文化財を守るため、党市議団も関係機関への要望や住民との連携を進め、力を尽くします。

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↑保命酒醸造で栄えた当時の面影を見学できます。(太田家住宅本宅のみ。朝宗亭は公開されていません)

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