福山市の被害状況について全員協議会開催(7月豪雨関連)
7月20日、福山市議会全員協議会が開かれ、豪雨災害の被害状況が報告されました。
7月17日時点で人的被害は死亡2名・負傷者3名、建物被害は全壊10件・半壊5件・床上浸水720件・床下浸水645件、り災証明の申請件数は1482件(19日時点)にのぼります。
雨量は、72時間で392.5ミリでした。7月の1か月分の平均雨量が176.7ミリですから、いかに大量の雨が降ったかが分かります。
道路・河川・水路や農地・農業用施設の被害も甚大で、土砂災害は438か所(13日時点)にも及びます。
山手町など、2年前の豪雨でも大規模な浸水があった地域もあります。排水機能を検証し、原因分析をもとに、対策を徹底する必要があります。
また、二次災害防止のためにも、砂防ダムやため池、河川の土砂の撤去や浚渫作業などを、市の責任で早急にすべきですが、市は「砂防施設の管理は、国・県が適切に管理している」と答えるのみでした。
西日本豪雨による被害は「激甚災害」に指定され、自治体が行う復旧事業に対する国の補助率が引き上げられます。
国の補助を最大限活用するとともに、市独自の支援策を上積みして、一日も早い復旧に向けた積極的な取り組みが求められます。
ほかに、日本共産党市議団は質疑で、「災害救助法」の期間延長を要請することや「被災者支援相談窓口」を支所でも開設することなどを求めました。