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福山市の「貯金」は過去最多の197億円に!(2017年度福山市決算)

 一般会計は、福祉や教育など、市民生活全般にかかわる重要な予算です。

 決算委員会で日本共産党市議団が追及した市政の問題点など、福山市の一般会計についてお知らせします。

財政はどうなってるの?

 「福山市は、お金がないから制度が遅れてるの?」と思われる人もあるかもしれません。

 しかし実際は、毎年の黒字決算で、財政力指数や財政健全化の判断指標においても、きわめて良好な財政力を誇っています。

 「財政調整基金」は、過去最多の196億6111万円に達しました。

2017zaiseichouseikikiin  ※財政調整基金とは、財源に余裕がある年度に積み立てておく地方自治体の「貯金」 。特定の目的をもたず、何にでも使える。

なぜ、こんなに貯められるのか?

 ―歳入を低く見積もり、福祉制度を後退―

 福山市は2017年度の予算を決めるとき、歳入のうち、法人市民税を前年度比2億5900万円(4.9%)減少すると見込み、それらを理由に42の事業を廃止し、14億9274万円を削減しました。

 廃止した事業には、災害援護資金貸付金、障害者住宅改造費の補助、私立幼稚園の補助や小学校の自然体験学習の助成金など、市独自で国や県の制度の隙間を埋めてきた制度があります。

 しかし実際には、法人市民税は、前年度比4億1963万円も増加しました。

 その結果、歳入歳出差引は55億6675万円(歳入1704億6278万円、歳出1648億9602万円)で、実質収支は前年度比6.2%増の37億円余もの黒字となり、17億円以上が財政調整基金に積み立てられました。

 大規模事業基金なども積み増し、一般会計基金総額は331億円を超えています。

 歳入を低く見積もりながら福祉制度を後退させ、くらしや教育の施策を遅らせる一方で、「ためこみ金」を増やし続けるあり方は許されません。

市政のあり方は?

問題点は?

保育料は、徴収基準額が中核市のなかで最も高く、2号3号最高額では、倉敷市などと比べ、年間20万から30万円余も高額です。

教育費については、①小学校34校・中学校13校で、2週間以上も教員が欠員しており、根本的な対策が必要です。②校舎・学校施設の修繕要望に、53%しか対応できていないのに、さらに維持補修費を減額しています。

ごみ固形燃料工場の管理運営費は、2023年度に廃止予定にもかかわらず、維持補修費を前年度より大幅に増額し、21億8372万円に達しています。

消防費では、福山地区消防職員の配置が、整備指針の90%程度にとどまり、64人が不足しています。

土木費では、急傾斜地崩壊対策や河川改修の予算が大幅に不足する一方、大型道路建設を推進しています。

◇   ◇

 中学校の完全給食、中小企業の訪問調査など、評価できる施策もありますが、先の問題点から決算認定には賛成できません。

 日本共産党市議団は引き続き、財政運営を厳しくチェックし、住民の安全と福祉向上を最優先とした市政の実現に取り組みます。

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