市長に申し入れ―水路転落事故を防ぐために
11月27日、またしても市内の水路で転落死亡事故が発生しました。
御幸町のビッグローズ(県立ふくやま産業交流館)北側の市道脇の水路に男性が転落。28日、地元の河村ひろ子市議が現地調査に駆けつけました。
現場は、ビッグローズと岩成公園の間の水路で、深さ1.6m、幅75㎝、全長約50mあります。
途中までは開口部にコンクリート蓋やグレーチングが設置され、歩道のように見えます。
ところが、岩成公園の出入口から4つ目の開口部からは蓋がなく、〝落とし穴〟のようになっています。付近には照明が少なく、暗い時間には足元が見えにくく、きわめて危険です。
公園のすぐそばなので、子どもが走り出たりすることも考えられ、早急な対策が必要です。
日本共産党福山市議団は12月2日、現地調査をふまえ、枝廣直幹市長に申し入れを行いました。
市の安全管理責任が問われかねないと指摘し、▽水路の上部に溝蓋をするなど早急な再発防止策を講じること、▽市内すべての水路の総点検を行い、安全対策を講じることを要望しました。
応対した土木部長は「現地の水路だけ開口部に蓋がない状態だった。どういった安全対策ができるか水利組合と協議する」と答えました。
20数年前に水路を設置し、これまでは事故がなかったとのことですが、市街化や住民の高齢化をふまえ、水路を管理する市として抜本的な安全対策をとるべきです。
↑自由勾配側溝と言われる水路です。
日本共産党市議団は、水路や側溝の転落防止策を繰り返し求めてきました。一定の前進があり、全市での対策がとられるようになってきましたが、まだまだ対策が追い付いていません。
危険な場所など、心あたりがある方は、ぜひお知らせください。
☎084(952)2662(日本共産党事務所)
メール info@f-jcp.com