福山駅北口広場を守れ―1万4656筆の署名提出
「福山駅北口広場を守る会」は7月31日、枝廣直幹市長が進めるJR福山駅北口広場整備の再検討を求めて要望書を提出しました。
JRのために、駅北口広場を市民から奪わないで
整備計画は、駅北口広場の土地にJR西日本が高層ホテルや立体駐車場を建設するというJRの提案を市長が受け入れたものです。
そのために、市民の財産である北口広場の土地を、5600万円も支払ってJR所有の駅南側の土地と交換するとの協定を結んでいます。
福山城の景観や周辺環境を損ない、土地交換やバス乗降場移転などに多額の税金をかけることに、批判の声が広がっています。
市民のためのまちづくりを
要望は、北口広場の防災上の役割や景観を守るうえでも市所有のまま広場として残すことなど5項目です。
「守る会」代表の廣中隆志氏が読み上げ、1万4656筆の署名を添えて都市部長に提出。賛同する市民30人余が同席しました。
廣中氏は「JRや一部の人には利益をもたらすが、市民にとっては子々孫々まで負の遺産となる」と批判し、「コロナ禍で役立つことに税金を使ってほしい」と訴えました。
「守る会」は要望提出後、駅南北の2か所で宣伝を行い、ビラを配布し、署名を呼びかけました。
日本共産党福山市議団も参加しました。
市民の声をさらに広げて
「守る会」の活動は、廣中夫妻が中心となって始め、3月議会、6月議会での請願提出、市長への要望提出や監査請求など粘り強く進めるなか、幅広い市民に賛同が広がっています。
市議会では現在、「守る会」の請願に賛成し、計画の見直しを求めているのは日本共産党だけですが、市民が大きく声をあげれば、政治を動かすことができます。
日本共産党は引き続き、力をあわせて取り組みます。