5月臨時議会の報告
ひとり親世帯等の児童一人5万円の給付が可決
5月9日の臨時議会では、子育て世帯生活支援特別給付金の予算議案など3件の市長専決処分の承認が求められたのち、副議長選挙が行われました。
子育て世帯生活支援特別給付金では、ひとり親世帯や物価高騰による影響を受けている低所得の子育て世帯の児童に対して1人当たり一律5 万円が支給されます。
収入減などにより家計が急変したことで対象となるかたは申請が必要ですが、自分が対象となっているかどうかは自身での判断は非常に難しく、行政も把握ができません。
支援金を給付するのであれば、申請の必要のない幅広の仕組みが求められます。
正副議長 2年連続の同一会派
副議長選挙では、日本共産党は高木たけし市議が副議長に立候補しました。
結果は、日本共産党以外すべての議員の投票で、最大会派水曜会の榊原則男市議が選出されました。
これにより、2年連続で同一会派の議長・副議長になりますが、2020年度も同様だったため、4年間の任期の内、3年間を最大会派の議員が議長・副議長を務めていることになります。
議長・副議長は議会を代表する重要な地位にあり、議場の秩序の保持や議事の整理、議会の事務処理だけでなく、対外的な議会の代表ともなり、多くの公的行事にも関わります。
公正・中立な議会運営のためには正副議長ともに同じ会派の議員が務めるのは望ましいとは言えません。
これほどの独占は過去に例がない異例な状況ですが、他会派からも全く異論が出ず、立候補者もいないというのでは、本当に民主的な運営が行われているのか不透明ではないでしょうか。
幅広い市民の願いが届く議会にするためにも、「市民に開かれた議会」の実現が必要です。
以下は高木議員の副議長選立候補での所信表明です。