市民要望の請願を審議(常任委員会報告)
9月定例会には、市民から3つの議会請願が提出されました。各請願は請願内容を所管する常任委員会に付託され審議されましたが、いずれの請願も日本共産党市議団は賛成しましたが、否決多数により不採択となりました。
インボイスの実施延期を求める請願
当初、「インボイス制度の実施延期を求める意見書」が福山民主商工会から提出され、議会での採択が求められました。意見書採択は全会派一致が条件ですが、反対する会派があったため、「意見書を政府に提出する」ことを要望する請願に切り替えられ提出されました。みよし市議が紹介議員となりました。総務員会では日本共産党と市民連合が賛成しましたが、反対多数となりました。公明党は反対討論を行いました。
旧内海小学校を残して利活用を
旧内海小学校の施設を残し有効活用を求める会から提出された、旧内海小学校の調理場・ランチルーム・運動場を残して利活用を求めることを主旨とした請願は、総務委員会と文教経済委員会で審議されました。日本共産党のみが賛成し、いずれの会派も反対したため、不採択となりました。
旧福山市体育館保存活用の要望
解体が予定されている旧福山市民体育館の保存・活用を求める要望が、旧福山体育館保存利用を求める会から、大田議員が紹介議員となり提出されましたが、反対多数で不採択となりました。日本共産党高木市議は賛成討論を行いました。
高木市議は、日本建築学会は6月に提出した旧福山市体育館の保存を求める要望で、文化・技術的価値があると評価しており、市内で残り少ない近代化遺産であり、解体は拙速と指摘しました。
市民の声に応える議会に
今回の定例会では市民から議会への働きかけが多く行われました。いずれも福山市政が住民本位の施策を行っているかが問われるものです。議会はその声に応えるものでなくてはなりません。