透明性のある教育行政を
平川教育長の官製談合疑惑の相手…福山市教委もパンゲアと契約
昨年の広島県教育委員会とNPO法人パンゲアとの官製談合疑惑に対する調査広告では、平川県教育長と懇意にしていた同法人代表の森氏との関係性が契機となったことが明らかになっていましたが、福山市教委もパンゲアに業務委託を行っていたことがみよし市議の決算委員会質疑で判りました。
市教委はイエナプラン教育校の開校に際し、2019年度から森氏を講師として招いています。同時期に別の5名の専門家にも講師依頼をしていますが、県教委の紹介で森氏が加わったと言います。
20、21年度は正式に森氏への業務委託を随意契約で行っています。委託内容はカリキュラム作成支援や学習の進め方支援など直接児童の教育内容にかかわる事項に加え、教職員への助言にまで及びます。
契約金額は約169万円で通常の随意契約の取り決め以上の契約金額ですあり、森氏でなくてはならない特別の理由が必要です。
市教委は同氏の指導・助言の専門性があったと説明しますが、これまでにパンゲアが携わった他の事業において、直接教育内容にかかわる支援の実績は見当たらず、どの様に適切性を判断したのか不明です。
みよし市議は、平川教育長と森氏との仲は周知の事実であったと言われており、県教委からどの様な関与があったのか、事実を明らかにするよう求めました。
4年で廃棄図書54万冊
赤木かん子氏による図書館リニューアルでは、4年間で54万冊の図書が廃棄されています。
今年度もリニューアル事業が続けられていますが、赤木氏と県教育長の関係も明らかになっており、教育行政の透明性確保が求められます。