« 2024.10.2日号 福山民報 | メイン | 2024.10.9日号 福山民報 »

放課後児童クラブの改善を

最善利益保障運営

放課後児童クラブは、児童の遊びと生活の場ですが、子どもたちの最善の利益の保障を目的としており、個々の状況や発達段階を踏まえた育成を図る必要があります。

基準では、一教室の定員は概ね40人、少なくとも指導員2名以上を配置するよう定められており、屋外・室内での様々な遊びが展開されます。

しかし、近年の猛暑で毎日のように熱中症アラートが発表されており、その場合は外遊びができず、室内で過ごさなくてはなりません。

S__39665767_0

塩沢みつえ市議は市議会の一般質問で、夏休み期間中はクラブの利用人数が増加するため、教室の過密状態が予想される中で酷暑への対応を行わなくてはならず、子どもたちが安心して過ごせる生活の場になっているのか、実態を質しました。

対して市長は、「夏休みの利用者数は約1100人増加するが、子どもたちが過ごす部屋にはすべてエアコンが設置されている」と答えました。

しかし、体を動かして遊べるスペースはなく、一日を通してクラブで過ごすことになる子どもたちにとって、利用者が増えても教室数が変わらないのであれば、狭い環境での事故発生の要因にもつながりかねません。

塩沢市議は、学校との連携によって、使用教室を増やすなど、適切な生活環境となるよう、改善を求めました。

また、子どもへの適切な支援・関りを行う上で放課後児童支援員の役割は重要ですが、低い処遇と人手不足が問題となっています。

塩沢市議は、支援員の充足状況を質し、支援員が健康で働き続けられる環境づくりと低い処遇の改善を求めました。

市長は「職員配置は基準を満たしている」、「有給休暇の取得が進むよう体制の充実、初任給の引き上げなど、処遇改善も図ってきた」と答弁しました。

塩沢市議は、放課後児童クラブの過密な現状の実態調査を丁寧に行った上で、子どもの最善の利益の保障が実現できるクラブ運営を求めました。

市議団の紹介
塩沢みつえプロフィール みよし剛史プロフィール

仁比そうへい 活動日誌

ひろ子ワールド