2004/12/5 山口県岩国基地の視察ツアーを開催
岩国基地見学ツアー開催 福山の青年ら
五日、福山で日本をよくしようと活動する青年らのグループ『日本共産党といっしょに日本を変えるネットワーク福山』は、「バスで行く!岩国基地ツアー」と題して、山口県岩国基地の見学ツアーを行いました。
ツアーには高校生から三〇代の青年ら十九人が参加しました。
バス内では、広島県平和委員会の橘髙伸侃氏が「在日米軍と日米安保条約」と題して、米軍基地が再編されている背景を説明。
岩国市内の基地の案内は、山口県平和委員会の久米けいすけ筆頭理事が行いました。
米軍住宅前で説明する久米氏。住宅柵には英語と日本語で「立ち入り禁止」の表示が
岩国市では米軍基地の再編強化に伴い、二千四百億円を投じ、現在の岩国基地沖を二百十三haを埋立て、新しい滑走路建設の事業がすすめられています。
海を埋め立てる土は市内の山を削り、街中に専用ベルトコンベア―を建設して搬送しています。その事業費は八百五十億円。
延々と続く土砂搬送用ベルトコンベアー
説明を受けた参加者らは口々に「税金のムダ使いもはなはだしい」と憤っていました。
また、基地滑走路では、米軍戦闘機が離着陸の訓練を行っていました。
沖縄で墜落事故を起こしたヘリと同型のCH53D
大地を揺るがすような爆音とともに、四機の戦闘機が飛び立つ姿を見た参加者らは「恐ろしい」「やかましい」と口々に叫んでいました。
着陸直後のFA-18 スーパーホーネット
ツアーに参加した参加者は「この基地を発進して、イラクなどで人が死んでいるという現実をもう一度考えないといけない」(二十代男性)「巨額の基地予算の何割かでも日本の国民のために使えばたくさんの人が生活が助かるのに」(三〇代女性)と感想を語っていました。ツアーには土屋知紀市議が随行しました。