2008/10/1 介護保険--市が来年度「保険料は引き下げ」「介護報酬は引き上げ」と答弁
介護現場では、労働者の過酷な労働条件と低賃金が深刻です。人材不足も社会問題となっています。来年4月には制度の「見直し」を迎え、介護報酬の引き上げが課題となっています。
しかし、今のまま介護報酬を引き上げると、保険料の引き上げに跳ね返るおそれがあります。そうしないためには、国が責任を持って介護保険制度への支出を増やすことが必要です。
式部議員―本会議で介護保険料引き下げを求める
式部昌子議員は本会議代表質問で、この問題を指摘し、県内で3番目に高い福山市の介護保険料を引き下げるよう求めました。市長は「高齢者の生活実態に配慮した保険料となるよう配慮する」と答弁しました。
土屋議員―民生福祉委員会、予算特別委員会でさらに質問
土屋とものり議員は、代表質問での市長の答弁をうけて、「『高齢者の生活実態に配慮した保険料』とは具体的にどのような内容か」とさらに突っ込んで市の考えをただしました。
質問に対して介護保険課長は、「基金を取り崩して繰り入れ、保険料はマイナス(引き下げ)となります」、健康福祉部長は「介護報酬は、介護労働者の処遇改善の観点から、国は報酬アップを考えています」と答弁しました。
保険料を引き下げるとした答弁は市民のくらしを守るうえで前向きで重要な答弁です。日本共産党市議団は、ひきつづきその実現へがんばります。