〇五年三月議会予算委員会 歓楽街浄化問題
3月15日に開かれた、〇五年度予算特別委員会で、土屋とものり議員は、松浜町一丁目などの歓楽街の住環境問題について、質問しました。質疑と答弁の概要を報告します。
松浜町などの環境浄化についての現状の認識は?
質問:「十七年度予算には、生活安全モデル地域活動費補助で、二十万円が計上されています。十二月議会では、この地域の状況は、少しずつ改善されているとの答弁でしたが、現状についてどう認識しているか?」
答弁(市民相談課):「状況は、警察や、町内会長らと連絡を取り合っています。最近は、全体的によくなった、と聞いています。また、違法駐車は前より減ったが、位置や場所を変えている状況があります。また、立ち小便も、路地裏でする、という状況があるようです。」
全体として改善している
「全体としては、ある程度改善してきているという事です。」
質問:「福山市の今までの取り組みと経過は?」
水銀灯7ヶ所改善 今後は街路灯の設置
答弁(市民相談課): 「これまでの取り組みは、水銀灯を7箇所改善し、今後新たに、街路灯の設置をします。また、市建築指導課、消防、保健所、警察との、合同の立ち入り調査を十二月以降に三回実施しました。その他にも、地元の町内会で、各戸に図面を配り、そこに、問題のある場所を住民の方から取り寄せ、集約し、それを、警察で集約をする。その中で、市役所で、課題がある場所があれば連絡して頂く、というふうになっていますが、今のところ、私どもには、そういう特別な情報は入っておりません。」
環境浄化はあまりすすんでいない
質問:「週末の夜、この地域を視察したが、環境浄化が、あまり進んでいないと言うのが実感です。これまでのような露骨で卑猥な客引きこそ減少していますが、それは相手が摘発を恐れて、携帯電話で、相互に連絡を取り合い、手口が巧妙になっているからで、実際には、違法駐車や、暗い道端に潜む客引きなどはたくさんあり、改善の変化はあまり見られませんでした。道路には、たくさんのタバコの吸殻やゴミが捨てられ、地域住民は、『ゴミを捨てるな』とか、『立ち小便をするな』と書いた張り紙を貼ったり、毎朝早朝から、ゴミや、汚物の処理を行っています。福山市には、地域住民が安心できる住環境を確保する責任があります。今後の対策の方向をどう考えているのか?」
指摘の点はある
答弁(市民相談課): 「現在の状況は、確かに、指摘の点がまだ残っている。しかし、深夜の現象なので、直ちに、それに対し、直接対応することは、市行政としては、ムリで、警察力に頼る以外にない。環境整備は、明るくするとか、住民意識の問題とかで、取り組める事は、地道に気長に取り組んでいく事を考えている」
本腰をいれた環境整備の取り組みを ●街路灯、溝ふたの重点設置を
質問:「立小便や、汚物の垂れ流し、違法駐車は、どれも、明確な法令違反です。住民意識の取り組みだけでは、解決できません。もっと、実効性のある取り組みに、本腰を入れることが必要です。本市として、住環環境整備には、施策を実行できます。
そのためには
●街路灯や、溝ふたを重点的に設置する事
●警察など、関係機関と緊密に連携し、違法駐車や、法令違反の取締りを厳しくする事
この、二点を積極的に行うことを、強く要望します」