「議会のペーパーレス化」?(2016年5月臨時議会)
「議会のペーパーレス化」は、何をもたらすのか
小川市議(水曜会)は、今後2年間くらいをかけて「ペーパーレス化」を進め、タブロイド端末機の導入を図りたい旨を述べました。
電子議会の推進という目新しさが興味を引きますが、それが、議会の活性化やチェック機能の強化につながるかどうかには、大きな疑問があるところです。
端末機画面では、1~2枚の紙面しか同時に見ることはできません。紙面での資料配布は、膨大な紙を使用する側面がありますが、各資料の比較などには欠かせません。
経費節減を理由としていますが、すでにペーパーレス化を推進している自治体では、わずかな金額しか節減できていません。
また、各議員に端末機を1台貸与し、情報の一括管理の情報企業と契約するなど、新たな経費がかかります。
今後、「ペーパーレス化」が議会の活性化になるのかどうか、メリット・デメリットを明らかにしなくてはなりません。