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安心して子どもを生み育てられる福山市に―保育の充実を(署名提出)

保育行政の予算を増やし充実を求める

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 1月16日、福山市の保育行政の充実を求め、保育団体連絡会が8265筆の署名とともに要請書を市長あてに提出しました。市児童部との懇談に日本共産党市議団も同席しました。

「子どもの命を守り、一生懸命、働いてるけど…」

 懇談では、保育現場の労働条件・処遇・人手不足の改善を求め、保育士さんが率直な思いを訴えました。

 就職して2年目の保育士は、「子どもの命を守り、一生懸命働いているが、仕事に追われ、どうしても家に持ち帰るようになる。金銭面も厳しく、保育士になりたい人はたくさんいるが、しんどくて続けられない」。ベテラン保育士は、「子どもに丁寧に関わりたいが、ギリギリの人数で働いている。保育士の人員配置の基準を改善する働きかけを一緒にやってもらいたい」と、国への要望を求めました。

 市は、「「保育士の賃金が低いことは認識している。市としても独自の処遇改善の取り組みを、国の事業を見ながら算段している」と答えました。

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「保育料が高すぎてパートの給料が…」

 保護者も多く参加し、小さな子どもを連れたお母さんは、「子育てしながらフルタイムでは働けないが、パートの給料だと保育料で消えてしまう」と、切実な声をあげました。

 また、「財政を考えると、保育料を安くしてとは言いにくいが…」との声に、市は、「保育に必要な経費は、保護者(保育料)が4割、国が3割、県と市が1・5割ずつ分担する。保育料を安くすれば市の負担が増える」と説明しました。

 しかし、福山の保育料が高いのは、仕方がないことではありません。

 保育料は、国の基準額をもとに定めますが、保護者の負担を軽くするため、各市町村は国を下回る徴収基準を定め、差額を負担しています。

 その徴収基準が、福山市は83・8%と同規模の中核市のなかで3番目に高く(最も低い豊田市は48・2%)、市の負担が少ないため、保育料が高額になるのです(2015年度)。

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 福山市は、全国でも有数の財政力があります。ほかの市にできて、福山ができない理由はありません。子どもの豊かな成長を支える保育に予算を使うのは、当然の責任です。

「市は、保護者や保育士の応援団に」

 最後に、保団連の坂井会長は市に、「現場の声を聞き、働くお母さん達や保育士の応援団になって」と訴えました。

 国が財政負担を削り、公的責任を後退させるなか、市民の命・福祉を守る責務を市が果たすよう、党市議団も力をあわせます。

保育園の入所申し込みのマイナンバーの添付について、「出さなくても罰則も不利益もない」と市は答えました。

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