国保税―子どもの均等割なくせ!
国民健康保険税には家族の人数に応じて税金がかかる「均等割」という仕組みがあり、福山市では子ども一人につき年間3万2040円が徴収されます。
子ども2人の4人家族で給与年収400万円の場合、保険税は30代夫婦なら40万8474円、40代夫婦なら「介護分」が加算されて48万1793円にもなります。
低所得世帯には、均等割と平等割を2割から7割減免する法定軽減制度がありますが、子ども2人の場合は年収368万8千円以上は対象になりません。
福山市は独自に18歳以下の子どもの均等割を2割減免する制度を実施していますが、法定軽減世帯に限っています。
保険税の収納率は、所得200万円から400万円(年収では300万円から600万円程度)の世帯が最も低くなっており、減免にかからない、または減免の少ない世帯の負担が特に厳しいと推測されます。
子育て支援に逆行する子どもの均等割は、すべての世帯に今すぐ廃止するべきです。
約1億8千万円で、18歳以下のすべての子どもの均等割を廃止できます。
福山市の国保会計には約10億円の黒字と12億円超の貯金があり、十分可能です。