統合で手城幼稚園・あけぼの保育所を廃止
3園を1園に集約化!?
8日に行われた民生福祉委員会で、現在のあけぼの幼稚園へ手城幼稚園とあけぼの保育所を統合し、(仮称)あけぼのこども園を整備する考えが報告されました。これに伴い、統合される2園は2027年度末で廃止されることとなります。
ニーズ調査ずさん、目的は「未耐震問題」の解消
この整備計画についてみよし市議は、「保護者のニーズに沿った整備なのか」、「なぜ大きく離れている手城幼稚園が統合の対象となるのか」と質したところ、ニーズについては「新たに整備される施設の定員で現在の利用は対応できる」、手城幼稚園については「施設の老朽化が問題となっている」と答えました。
しかし、廃止される手城幼稚園の保護者には事前の説明は行われておらず、地域の保育ニーズは把握されていませんでした。
また、手城幼稚園、あけぼの幼稚園については耐震化が行われていないことが問題となっており、その解消のために、遠く離れた手城幼稚園が対象とされた背景が浮かんできます。
多様な保育こそ
集約化の根拠とされている「再整備計画」は策定からすでに9年が経過しています。少子化対策の中で、多様な保育ニーズへの対応こそが求められており、廃止は見直すべきです。
統合の対象となった手城幼稚園(市HPより)