全国より格段に低い認定率 実態にあった介護認定か?(2024年3月議会報告)
高い介護保険料の一方、介護保険を利用するための介護認定が実態にあっているのかという疑問が、福山市にはあります。
認知症の症状があると認められれば、介護認定に反映されます。ところが、認知機能や精神・行動障害の一次判定の結果に、福山市と全国で大きな差がある状況が少なくとも10年続いています。
最大26倍の差
排尿介助の厳格判定も
みよし市議が資料請求したところ、「作話(作り話をする)」と判定された人が、全国では13・1%に対し福山市0・5%、「同じ話をする」全国20・5%に対し福山市1・4%、「ひどい物忘れ」全国26・3%に対し福山市1・0%と、大きくかけ離れていることが分かりました(2023年上半期)。
福山市では、「排尿」の介助の判断基準が、認定調査員テキストよりも厳格に判定されていたことが明らかになっています。みよし市議は、認知症状の判定でも同様の問題があるのではないかと追及しました。