未収金徴収を業者が代行!? 福山市民病院が報告
連帯保証人の代行 未収金回収が目的
2日に行われた民生福祉委員会で、市民病院が入院の際に必要な連帯保証人代行制度の導入を進めていることが報告されました。
業者が保証人を代行し、入院に係る診療費が未収だった場合、業者が未収金の回収を行います。
24年度7月時点で、督促や催告の必要な未収金は累計で約2700件、約7千万円ですが、経済的理由による滞納も含まれます。
代行業者を選定する基準に患者に寄り添った対応する点を設けていると説明しますが、委託後の連携は行われない見込みです。
経済的な困窮によって支払うことができない人に対して厳しい徴収が行われる可能性は否定できず、滞納者に対して福祉施策へとつないでいく支援は代行業務には含まれていません。
塩沢みつえ市議は、市民病院が直接市民に関わるからこそ実態が把握でき、市民の命を守るという役割が果たせるという観点から、代行制度の導入を再検討するよう強く求めました。