水源守れ!PFAS問題
2022年から行われた国立保健医療科学院の調査により、加茂川上流の深山川において有害なPFASが指針値を大きく超えて検出されていた事が判明し、市が行った調査でも複数個所で確認されました。
地域住民からは、飲用井戸や農作物への影響を不安視する声が多く上がっており、市としての対応が問われています。
みよし市議は一般質問で、今後、公費で水道管を布設することによって水道水を提供することや、継続的に行われる健康調査の費用は公費で負担するよう求めるとともに、健康調査の結果を地域住民に積極的に情報公開するよう求めました。
答弁では、水道整備について河川や井戸水等の検査結果を確認する中で必要性を検討するとし、健康調査は公費で行い、調査結果は適切に公表すると応じました。
発生源の特定を 処分場と関係は?
PFASがなぜ指針値を超えて検出されるのか、原因の特定が何よりも重要です。
みよし市議は、加茂川上流域には複数の安定型最終処分場が存在しており、PFASが検出された地点はいずれも処分場の直下であることを指摘し、最終処分場の浸透水・周辺地下水・放流水の水質検査でPFAS調査を行い、公表するよう求めました。
また、加茂川の水は出原浄水場で水道水として取水している事から、水源に関わる問題であり、市独自の水源保護条例の設置を求めました。
安心安全な水こそ すべて市の責任で
市長は、原因の特定については、追加調査を行う中で排出源の特定を行うこととしていますが、独自の条例制定は考えていないと答えました。
水への信頼が揺らいでおり、市の責任が問われます。