2006/5/30 競馬事業特別委員会―何が何でも場外馬券場
5月30日(火)に開かれた競馬事業特別委員会では、2005年度の第4四半期の収支状況が報告されました。
日本共産党の高木たけし議員が出席し、論戦を行いました。
福山競馬事業は、経費削減や入場者が多い土日を中心に開催していますが、相変わらず、市営競馬本場の売り上げ、入場者は減少しています。
2005年度の売り上げは、場発売所の伸びで、5100万円の黒字となりましたが、今年度も昨年に比べ売り上げ、入場者が減少していることから厳しい状況は変わっていません。
そうした中で、場外発売所の広域展開を進めているのが福山市営競馬です。
場外発売所の建設で、福山市が推進決定していた廿日市市では、競艇と競合するとして、廿日市市議会は、全会一致で反対し、福山市は進出を断念せざるを得ませんでした。
馬券場の建設を、推進決定している津山市の場外発売所計画について、高木たけし議員は、「5月15日に地元の戸島町内の住民らが、福山市を訪れ83世帯341名中、51世帯223名の反対署名を届けていることから、地元の反対は明確である」と、進出を取りやめるよう強く求めました。
しかし、福山市は「町内の住民かどうか確認することができない」「同意書を文書でもらっている」などとして「津山市長の判断を待つ」と答弁。公営ギャンブルを市外へ持ち出そうとする姿勢を崩しませんでした。
地元町内会で、2度にわたり反対決議が上げられているだけでなく、現在でも過半数が反対しているものを、強引に進める福山市のあり方は許されません。