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2010/8/4 民生福祉委員会議会報告 なくそう!子どもの貧困

 4日、市議会民生福祉委員会が開かれました。
世界的な恐慌状態が改善せず、失業率も悪化し続けています。そんな中、福山市生活福祉課では、生活保護世帯の子どもに対する、市独自の支援事業を始めます。

不登校など子どもの支援を充実
 厳しい不況の影響で、市内の生活保護を受ける家庭は年々増加していますが、この家庭の子ども達の中には、『荒れ』や『不登校』など、貧困を原因とする困難を抱える子どもが少なくありません。
これまでは、生活保護世帯で不登校になってしまった子どもへの支援は、担当ケースワーカーや地域の民生委員の力に頼り切っていたのが実情でした。
しかし今回の事業は「子どもの貧困の連鎖を未然に防止する」ため、元教員などの教育支援員と市のケースワーカーが連携して家庭訪問を行い、子どもの悩みを聞いたり、勉強を教えるなど、高校進学や不登校などを解決するための独自の取り組みをします。
また「子どもの居場所」を作り、子どもが安心して集える環境を作ります。市の生活福祉担当者は「貧困の連鎖を断ち切るのは教育から」と、意気込んでいました。

貧困解決の第一歩―運動広げ制度の発展を
 今回の市の事業は、「子どもの貧困」に着眼したという点では評価できますが、全国ではさらに進んだ制度が多くあります。東京都では、低所得世帯の子どもへの受験・塾費用を無利子で貸し付け、合格すれば返却不要の「チャレンジ支援事業」が好評です。
 埼玉県では、県内の生活保護世帯の中3生800人に、マンツーマンで勉強を教える教育事業を1億1千万円の予算で9月から始めます。
 広島県と福山市でも貧困解決のために出来ることはまだたくさんあります。今回の事業で抽出された課題を整理し、貧困撲滅のため引き続き力を尽くします。
               民生福祉委員 土屋知紀議員

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