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2011/11/17 「放射能と健康被害について」学習講演会ひらかれる

 14日、福山市民参画センターで、矢ヶ崎克馬琉球大学名誉教授を招き、放射能被害と健康破壊についての学習講演会を開催しました。 主催は福山東日本大震災復興支援対策本部(本部長 辻つねお県議)。

 矢ヶ崎氏は、原爆投下後、アメリカ政府が核兵器は通常兵器と同じという虚像を押し通すため、「被爆地には放射性の埃はなかった」と内部被爆を隠ぺいする戦略を強行したことをのべ、ABCCは被爆者の障害から内部被爆を排除して統計処理をしたと
語りました。
今日でも、国際放射線防護委員会ⅠCRP基準は、内部被爆を考慮しておらず、日本政府はこの基準を悪用して、福島原発の内部被爆の評価や食物摂取基準を緩和しているとのべました。
 内部被爆は、吸いこんだり、呑みこんだりした埃から出された放射線で被爆するものです。人工の放射能物質は、部位粒子の状態をとり、直径1μmの微粒子には、約1兆個の原子が含まれ、多種類の放射性原子が含まれるので、内部被爆はすべての放射線で被曝される。放射線の基本作用は、「分子を切断」することであり、その後にDNAの原子が異常再結合し、ガンや変異を起こす可能性が高くなる等、低線量内部被爆の危険な構造を説明しました。
 また、国は国民の被爆を積極的に防護する責任を果たすべきである。食品の放射線摂取限度地は国民の命を守るものではなく、汚染食品を食べさせるためのものに外ならない。国は電力会社など大企業の都合を人命より優先すべきではないと断罪しました。 
 今後、きわめて高い健康リスクが予測される中、国に、子どもの疎開を含む被爆回避措置や内部被爆回避措置を取らせるよう、今こそ市民の力を発揮する時だとのべました。
参加者からは、「初めて、真実を聞いた。目からうろこだ」「科学的な知識を得ることが大切だ」「たくさんの人と一緒に、子どもの命を守りたい」などの声がよせられました。

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講演する矢ケ崎琉球大学名誉教授=14日、福山市民参画センター

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熱心に講演を聞く参加者ら

矢ケ崎教授の講演資料はこちらから

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